軽井沢の小さなガラス工房  『てとひ』、きまぐれ雑記。


by moto-fuji

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

最新の記事

イベントのお礼と12月のショ..
at 2018-12-09 11:28
オーナメントの愉しみ方。
at 2018-11-30 10:54
ミヒャエル・ハーバーラントの..
at 2018-11-01 09:34

カテゴリ

つくること。
つかうこと。
たのしむこと。
展示とお知らせ。
メディア掲載。
身辺雑記。
Lauscha見聞録。

以前の記事

2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 05月
2018年 04月
more...

リンク

フォロー中のブログ

Glass Ten St...
Glassworks-S...
アミグルミ★ナオグルミ

その他のジャンル

ファン

ブログジャンル

30代
アーティスト

タグ

画像一覧

2012年 12月 31日 ( 1 )

・5話『Lauscha職人の仕事机。』

初めてドイツでお世話になった工房のボスFは本当に几帳面で、
「よい仕事をするために、作業スペースは常に整理整頓しておきなさい。」と、
常々言われていました。実際、彼の作品は丁寧できっちりした印象のものが多かった。

Lauschaの職人たちの仕事場も生みだす作品とリンクするように、それぞれ印象的。
今回はお邪魔したいくつかの職人たちの仕事場を、特に向き合う時間が一番長いであろう
仕事机を中心にして、紹介します。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
Lauschaのガラス工芸を代表する技法は特別に広いスペースを必要としません。

月から金曜、毎日ほぼ決まった時間にバーナーが設置された机に向かい、
決まったペースで仕事と休憩を繰り返す。(例外もいるけれど…)
向かい合うその机の広さが職人たちの仕事場で、机上の道具や作品から時間や想いが
漂ってくるような気さえします。


e0198187_15464987.jpg*義眼職人の机

普通の会社のオフィスのような空間に
5つくらいの机が整然と配置されていて、
医療用の精密さを求められるだけに、
常に整理整頓が行き届いている印象。

ちなみに、
BGMはアンテナチューリンゲン(ラジオ)。
e0198187_15471465.jpg*マイスターB氏の机

B氏の作品は、自然のモチーフを
そのままガラスで表現したもの。
その緻密さには衝撃を受けました。
さぞや整った机と集中できる空間で制作
していることだろう。と思いきや…
ぬいぐるみ用の義眼職人の奥様とシェア。

おまけにラジオとテレビをつけっ放し。
もう体が完全に仕事を覚えてる証し。
e0198187_15473738.jpg*ラジオメーター職人の机

伺った日は土曜日で、お仕事はお休み。

白い髭を蓄えたおじいさんが何十年も
仕事をしてきた机。
無駄なものがなくて、使いたい時に
すぐに手に届く場所に道具がある。
次の仕事がいつも気持ちよく始められる
ように整えられた机は、気持ちのよい
その人そのもの。
一番目指したいと感じるものでした。

仕事をするときは、BGM無しだそう。

e0198187_15475265.jpg*異彩J氏の机

美術館などで展示するための
過去のマイスター作品のレプリカを
数多く制作しているJ氏の机。
この小さなバーナーから、
高さ40~50cmもの作品を生みだす
テクニックをお持ちのイケメン。

本人いわく、音楽と酒が好きで…
頼まれないと仕事をしないらしい
のですが。(笑)

大音量のBGM(当然ロック)と
山積みのガラス屑の机にタンクトップ
一枚で躍動的に仕事をする彼の姿は、
完全にライブを観て味わうその感覚
と同じ。


今年も残すところ僅かとなりましたが…
私の仕事場の机はまだ片付かないままでいます。
とりとめもなく書きつづる見聞録共々、来年はきちんと整理してゆこうと思うばかり。
2013年もよろしくお願いいたします。
[PR]
by moto-fuji | 2012-12-31 15:11 | Lauscha見聞録。