軽井沢の小さなガラス工房 『てとひ』、きまぐれ雑記。
by moto-fuji
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ガラスペン ショールーム てとひ ドイツ 軽井沢画像一覧
ミヒャエル・ハーバーラントのクリスマスオーナメント展
皆さんはガラス製のクリスマスオーナメントをご存知ですか?
ドイツのガラスの郷、ラウシャ発祥の冬を彩る伝統工芸品です。
tetohiのショールームでは、11月23日よりラウシャのガラス職人で友人でもある
Michael Haberland(ミヒャエル・ハーバーラント)さんが作るオーナメントの数々を
展示販売いたします!
ミヒャエルは、彼の祖父より受け継いだ貴重なモチーフを中心とした伝統的なオーナメントを作る
数少ない職人の一人です。
ひとつひとつ手作業で着彩されるオーナメントはどれも表情豊かで、思わず笑みがこぼれます。
手仕事で作れる数に限りがあるため、日本では初めてのご紹介となります。
是非この機会に、多くの方に足を運んでいただけると幸いです。
【ミヒャエル・ハーバーラントのクリスマスオーナメント展】
会期:11月23日(祝)~12月2日(日)11:00-17:00
※26日(月)休み
場所:Werkstatt tetohi ショールーム
長野県北佐久郡軽井沢町長倉5564-3
Tel 070-3284-8432
お問い合わせは下記よりお願いいたします。
contact@tetohi.com
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by moto-fuji
| 2018-11-01 09:34
| 展示とお知らせ。
ホールグラス。
ドイツより戻り、一週間。
自分の好奇心に向き合う、とてつもなく贅沢なひと月を過ごしてまいりました。
家族やドイツの友人たちに本当に感謝!
今回の滞在の目的はラウシャでの材料の仕入れに加え、"Hohlglas(ホールグラス)"の技術を磨くこと。
ホールグラスとは、筒状のガラス管をバーナーで器に加工したものの総称で、
ラウシャの職人たちが永く得意としてきた技法のひとつです。
悲しいことにラウシャでは年々、ホールグラスの高い技術を持つ職人の数が減り、
その技法で作られた器自体、希少なものになってきています。
滞在中、以前から興味があった、Zwiesel、リーデルの工場があるKufsteinといった、
ガラス産業の盛んな他の町も訪ねてみましたが、改めてラウシャの材料と技法が、
私にとって特別である、という実感を持つ機会となりました。
(2つの町のことについては、またブログで書こうと思います。)
ドイツでホールガラスの技術指導をしてくれた工房のボスで友人でもあるFrankから、
帰国直後に短いメールが届きました。
『やあ素子、家に戻った?
明日、コップを2個作りなさい。
ガラスは常に熱く、手の動きは止めることなく!』
すでにドイツでの日々は恋しくて仕方ありませんが、
今はこの言葉がそばにいてくれるので、日常の生活に勤しみます。
自分の好奇心に向き合う、とてつもなく贅沢なひと月を過ごしてまいりました。
家族やドイツの友人たちに本当に感謝!
今回の滞在の目的はラウシャでの材料の仕入れに加え、"Hohlglas(ホールグラス)"の技術を磨くこと。
ホールグラスとは、筒状のガラス管をバーナーで器に加工したものの総称で、
ラウシャの職人たちが永く得意としてきた技法のひとつです。
悲しいことにラウシャでは年々、ホールグラスの高い技術を持つ職人の数が減り、
その技法で作られた器自体、希少なものになってきています。
滞在中、以前から興味があった、Zwiesel、リーデルの工場があるKufsteinといった、
ガラス産業の盛んな他の町も訪ねてみましたが、改めてラウシャの材料と技法が、
私にとって特別である、という実感を持つ機会となりました。
(2つの町のことについては、またブログで書こうと思います。)
ドイツでホールガラスの技術指導をしてくれた工房のボスで友人でもあるFrankから、
帰国直後に短いメールが届きました。
『やあ素子、家に戻った?
明日、コップを2個作りなさい。
ガラスは常に熱く、手の動きは止めることなく!』
すでにドイツでの日々は恋しくて仕方ありませんが、
今はこの言葉がそばにいてくれるので、日常の生活に勤しみます。

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by moto-fuji
| 2016-05-09 21:36
| つくること。
近況とお知らせなど。
春の雪が積もっては融けを繰り返す、季節の変わり目。
ここ数年、この時期は大阪で10日間ほど〝突然の春”を過ごしていたこともあり、
軽井沢の冬から春への移り変わりを日々をたのしんでいます。
今年は4月から、ひと月ほどドイツへ行くことにしました。
材料の仕入れと、技術研修のためです。
できる限り仕事を納めることと現地との調整に時間を費やす毎日です。
それと、すっかりお知らせしそびれていましたが・・・
カキモリの店主広瀬さんが『隠れた名品』として趣味の文具箱vol37にてとひのガラスペンを紹介してくださいました。
Bach/小川は窯から出で来る瞬間が本当に綺麗で、毎度ひとりで感激しています。
目下、制作中ですので月内には様々な場所でご覧いただけるようになる見通しです。
どうぞよろしくお願いします。
窯出し直後のBach、美しく仕上がりそうです。

趣味文発売中です、是非お手に。

最後は春の日差しを感じさせるオマケ。
ここ数年、この時期は大阪で10日間ほど〝突然の春”を過ごしていたこともあり、
軽井沢の冬から春への移り変わりを日々をたのしんでいます。
今年は4月から、ひと月ほどドイツへ行くことにしました。
材料の仕入れと、技術研修のためです。
できる限り仕事を納めることと現地との調整に時間を費やす毎日です。
それと、すっかりお知らせしそびれていましたが・・・
カキモリの店主広瀬さんが『隠れた名品』として趣味の文具箱vol37にてとひのガラスペンを紹介してくださいました。
Bach/小川は窯から出で来る瞬間が本当に綺麗で、毎度ひとりで感激しています。
目下、制作中ですので月内には様々な場所でご覧いただけるようになる見通しです。
どうぞよろしくお願いします。
窯出し直後のBach、美しく仕上がりそうです。

趣味文発売中です、是非お手に。

最後は春の日差しを感じさせるオマケ。

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by moto-fuji
| 2016-03-18 10:35
| 身辺雑記。
近況。
あっという間に2月。
積もった雪はまだとけず、静か~に定番のガラスペン制作と傍らでペン先の修理など
しているこのごろです。
個人的にはひとつ年齢を重ね、色々な面で少しでも成長したいなという思いを新たにしています。
しかし、10年経ってもなかなか成長を実感できないことが・・・
手書きのドイツ語の手紙を読むこと。
ただの近況報告も、読み終えるのに時間がかかります。
それでも、文字からその人を身近に感じられるのが、手紙の嬉しいところ。
返事を考えながら、春に向けての準備をひとつずつ内側と外側から整え中・・・

積もった雪はまだとけず、静か~に定番のガラスペン制作と傍らでペン先の修理など
しているこのごろです。
個人的にはひとつ年齢を重ね、色々な面で少しでも成長したいなという思いを新たにしています。
しかし、10年経ってもなかなか成長を実感できないことが・・・
手書きのドイツ語の手紙を読むこと。
ただの近況報告も、読み終えるのに時間がかかります。
それでも、文字からその人を身近に感じられるのが、手紙の嬉しいところ。
返事を考えながら、春に向けての準備をひとつずつ内側と外側から整え中・・・

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by moto-fuji
| 2016-02-02 21:09
| 身辺雑記。
Merry Christmas!
12月、一年のうちでいちばん手書きで思いを伝えたくなるひと月ではないでしょうか。
その道具として、ガラスペンを選んでくれる方が増えているようで嬉しいです。
一人で仕事場にいる時間が長くなる毎日ですが、ちょっとした出会いやモノに刺激を受ける
機会に恵まれ、年明けの展示会に向け制作の追い込み中です。
この時期らしいことは何一つ出来ていませんが、オリーブの枝にラウシャのオーナメントを飾り眺めています。
よいクリスマスの一日を。
その道具として、ガラスペンを選んでくれる方が増えているようで嬉しいです。
一人で仕事場にいる時間が長くなる毎日ですが、ちょっとした出会いやモノに刺激を受ける
機会に恵まれ、年明けの展示会に向け制作の追い込み中です。
この時期らしいことは何一つ出来ていませんが、オリーブの枝にラウシャのオーナメントを飾り眺めています。
よいクリスマスの一日を。

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by moto-fuji
| 2015-12-25 10:42
| 身辺雑記。
ラウシャのガラスペン&展示会のお知らせ。
暑い日が続いたかと思えば、この週末は肌寒く思わずストーブを点けました。
梅雨入間近といった空模様の軽井沢です。
さて、しばらくぶりのBlog更新はお知らせ色々・・・
まずは、ラウシャの職人とコラボした“カキモリのオリジナルガラスペン”が
先月より発売となりました! → こちら
昨年末から蔵前のカキモリさん、ラウシャの職人と打ち合わせを重ね、半年・・・
ラウシャ村のガラスの美しさと職人の力を借り、
カキモリさんのお店になじむようなポップだけどちょっと懐かしい、
そんな雰囲気のガラスペンに仕上がりました。
是非、店頭でお手にとってみて下さい。
続いては、軽井沢での展示販売会のお知らせです。
今年も、スティロアート軽井沢さんとの2人展を開催します。
『したためる展』-初夏の軽井沢で『書く』をたのしむ- → こちら
ガラスならではの透明感を生かした新作、Rauch/煙シリーズも登場します。
会期は6/19-21の3日間となりますが、ご覧いただけると幸いです。

最近は、とても素直にガラスが伸びてくれる感覚が続いています。
この調子で6月、がんばります!
梅雨入間近といった空模様の軽井沢です。
さて、しばらくぶりのBlog更新はお知らせ色々・・・
まずは、ラウシャの職人とコラボした“カキモリのオリジナルガラスペン”が
先月より発売となりました! → こちら
昨年末から蔵前のカキモリさん、ラウシャの職人と打ち合わせを重ね、半年・・・
ラウシャ村のガラスの美しさと職人の力を借り、
カキモリさんのお店になじむようなポップだけどちょっと懐かしい、
そんな雰囲気のガラスペンに仕上がりました。
是非、店頭でお手にとってみて下さい。
続いては、軽井沢での展示販売会のお知らせです。
今年も、スティロアート軽井沢さんとの2人展を開催します。
『したためる展』-初夏の軽井沢で『書く』をたのしむ- → こちら
ガラスならではの透明感を生かした新作、Rauch/煙シリーズも登場します。
会期は6/19-21の3日間となりますが、ご覧いただけると幸いです。

最近は、とても素直にガラスが伸びてくれる感覚が続いています。
この調子で6月、がんばります!
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by moto-fuji
| 2015-06-07 19:44
| 展示とお知らせ。
・6話『Lauschaの娯楽。』
前回まで村のガラスのこと職人さんのことを綴ってきたLauscha見聞録ですが、
今回から数回、村人や私自身の職業からはなれた時間の過ごし方や食べもの
のことについて書こうと思います。
ドイツの都市部とは異なる日常や食も、私にとっては小さな村と人の魅力を
きわだたせてくれるものでした。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
『じゃ、このあと○○時にKegelbahn集合で!』
間借りしていた家から真っ直ぐに坂を下ること、約10分。
旧東時代には器械体操の練習場として使われていた古びた白い小屋の場所を示します。
週1くらいのペースであしを運んでいただろうか?
Lauschaでの日常の娯楽スポットといえば・・・
映画館や劇場なんかのおおきな施設ではなく、片手で納まる数のいくつかの酒場か
みんなから“Kegelbahn(ケーゲルバーン)”と呼ばれているKegel(ケーゲル)場。
Kegel はこの地方で盛んなボーリングに似たスポーツのこと。
入口の扉を開けると使われなく
なった古い練習器具が向かいの
壁越しにのぞくという、レトロ
でちょっと不思議な空間。
中では穏やかなローターとウルセル
夫妻が迎えてくれます。
ウルセル(左)は元小学校教諭で、
今も何かと村のみんなの良き相談
相手でもあるお方。
いろいろお世話になりました。
ここは村で数少ない複合
レジャー施設みたいなもので
昼間はカフェとして、
夕方からは酒場として、
サッカーのビッグマッチがある
時等は、スクリーンが登場して
スポーツバーとしての機能も
併せてもっています。
2006年、ドイツワールドカップ
の時は盛り上がりました。
ここのレーンは2本のみ。
ボーリングの玉より一回りちいさな
ボールには穴が無く、手のひらで抱え
持つようにして投げるのと、ピンが
9本というのがボーリングとの違い。
倒れたピンは上部につながっている
ヒモが、ガガガーっと巻き上がって
なんとなく元の位置に戻る、
という簡単な仕組みになっています。
村にはここを含め2か所、お酒や軽食とともにKegelを楽しめる施設があります。
薬局とかパン屋とかスーパーはひとつずつでした。
3600人程という村の人口を考えると…
このスポーツがいかに村人に愛されているのかわかります。(笑)
私は下手だったので、Kegelのアナログな感じと、この小さな空間がゲームで
アツくなる様子をビール片手に眺める方が好きでした。
新しいこと、話題性があること、モノにあふれていること、そういったことに
敏感でいつづけることより、その人たちなりの愉しみを大切にしている暮らしぶりは
あこがれでもあります。
今回から数回、村人や私自身の職業からはなれた時間の過ごし方や食べもの
のことについて書こうと思います。
ドイツの都市部とは異なる日常や食も、私にとっては小さな村と人の魅力を
きわだたせてくれるものでした。
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『じゃ、このあと○○時にKegelbahn集合で!』
間借りしていた家から真っ直ぐに坂を下ること、約10分。
旧東時代には器械体操の練習場として使われていた古びた白い小屋の場所を示します。
週1くらいのペースであしを運んでいただろうか?
Lauschaでの日常の娯楽スポットといえば・・・
映画館や劇場なんかのおおきな施設ではなく、片手で納まる数のいくつかの酒場か
みんなから“Kegelbahn(ケーゲルバーン)”と呼ばれているKegel(ケーゲル)場。
Kegel はこの地方で盛んなボーリングに似たスポーツのこと。

なった古い練習器具が向かいの
壁越しにのぞくという、レトロ
でちょっと不思議な空間。
中では穏やかなローターとウルセル
夫妻が迎えてくれます。
ウルセル(左)は元小学校教諭で、
今も何かと村のみんなの良き相談
相手でもあるお方。
いろいろお世話になりました。

レジャー施設みたいなもので
昼間はカフェとして、
夕方からは酒場として、
サッカーのビッグマッチがある
時等は、スクリーンが登場して
スポーツバーとしての機能も
併せてもっています。
2006年、ドイツワールドカップ
の時は盛り上がりました。

ボーリングの玉より一回りちいさな
ボールには穴が無く、手のひらで抱え
持つようにして投げるのと、ピンが
9本というのがボーリングとの違い。
倒れたピンは上部につながっている
ヒモが、ガガガーっと巻き上がって
なんとなく元の位置に戻る、
という簡単な仕組みになっています。
村にはここを含め2か所、お酒や軽食とともにKegelを楽しめる施設があります。
薬局とかパン屋とかスーパーはひとつずつでした。
3600人程という村の人口を考えると…
このスポーツがいかに村人に愛されているのかわかります。(笑)
私は下手だったので、Kegelのアナログな感じと、この小さな空間がゲームで
アツくなる様子をビール片手に眺める方が好きでした。
新しいこと、話題性があること、モノにあふれていること、そういったことに
敏感でいつづけることより、その人たちなりの愉しみを大切にしている暮らしぶりは
あこがれでもあります。
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by moto-fuji
| 2013-02-25 23:09
| Lauscha見聞録。