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軽井沢の小さなガラス工房  『てとひ』、きまぐれ雑記。


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2015年の展示会。

2015.1/3より、安曇野のギャラリー・シュタイネにて
『冬のシュタイネ 静かな時間』 はじまります。
2/28までの会期中、金、土、日、祝日のオープンとなります。


e0198187_7452034.jpg


昨年に続いて、2回目の『冬のシュタイネ』への出展です。
ガラスペンのこと、Lauschaのこと、一人でも多くの方に知っていただける機会と
なれば嬉しいです。

是非ご高覧ください。
by moto-fuji | 2014-12-23 07:51 | 展示とお知らせ。

今日、目に留まったもの。

ドイツの小さな手仕事というタイトルの本。

普段チェックすることのない、図書館の一番下の棚で目に留まり
パラパラと数ページめっくってみたところ、見覚えのあるモノが!
Lauschaのガラスとその職人さんのことが紹介されていました。
同じ景色を見て、書いてくれた人がいるなんて、単純にうれしい。
ドイツ各地の伝統的な産業や手仕事、その風土と歴史についてなどを
職人さんの日常の景色が切り取られた写真と文章で感じ取れる一冊、
興味があれば是非ご一読ください。


もうひとつ、
初めて歩いて通った道にて拾った実のようなもの。

以前、修善寺の骨董屋さんで正体不明のかわいい実を見つけて譲ってもらい
しばらくしてから天然染料の話をきっかけに、思いがけずそれが“矢車ぶし”
というものだったことがわかった時には一人、ニヤけました。
今度はどんなきっかけで、この子の正体を知れる日が来るのか…
それにしても、自然のものは本当に素敵なカタチをしています。

e0198187_17365068.jpg

by moto-fuji | 2013-03-21 19:37 | 身辺雑記。

・6話『Lauschaの娯楽。』

前回まで村のガラスのこと職人さんのことを綴ってきたLauscha見聞録ですが、
今回から数回、村人や私自身の職業からはなれた時間の過ごし方や食べもの
のことについて書こうと思います。

ドイツの都市部とは異なる日常や食も、私にとっては小さな村と人の魅力を
きわだたせてくれるものでした。
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『じゃ、このあと○○時にKegelbahn集合で!』


間借りしていた家から真っ直ぐに坂を下ること、約10分。
旧東時代には器械体操の練習場として使われていた古びた白い小屋の場所を示します。
週1くらいのペースであしを運んでいただろうか?

Lauschaでの日常の娯楽スポットといえば・・・
映画館や劇場なんかのおおきな施設ではなく、片手で納まる数のいくつかの酒場か
みんなから“Kegelbahn(ケーゲルバーン)”と呼ばれているKegel(ケーゲル)場。
Kegel はこの地方で盛んなボーリングに似たスポーツのこと。


e0198187_17474015.jpg入口の扉を開けると使われなく
なった古い練習器具が向かいの
壁越しにのぞくという、レトロ
でちょっと不思議な空間。
中では穏やかなローターとウルセル
夫妻が迎えてくれます。

ウルセル(左)は元小学校教諭で、
今も何かと村のみんなの良き相談
相手でもあるお方。
いろいろお世話になりました。

e0198187_21584384.jpgここは村で数少ない複合
レジャー施設みたいなもので
昼間はカフェとして、
夕方からは酒場として、
サッカーのビッグマッチがある
時等は、スクリーンが登場して
スポーツバーとしての機能も
併せてもっています。

2006年、ドイツワールドカップ
の時は盛り上がりました。

e0198187_1734283.jpgここのレーンは2本のみ。

ボーリングの玉より一回りちいさな
ボールには穴が無く、手のひらで抱え
持つようにして投げるのと、ピンが
9本というのがボーリングとの違い。
倒れたピンは上部につながっている
ヒモが、ガガガーっと巻き上がって
なんとなく元の位置に戻る、
という簡単な仕組みになっています。

村にはここを含め2か所、お酒や軽食とともにKegelを楽しめる施設があります。
薬局とかパン屋とかスーパーはひとつずつでした。
3600人程という村の人口を考えると…
このスポーツがいかに村人に愛されているのかわかります。(笑)

私は下手だったので、Kegelのアナログな感じと、この小さな空間がゲームで
アツくなる様子をビール片手に眺める方が好きでした。
新しいこと、話題性があること、モノにあふれていること、そういったことに
敏感でいつづけることより、その人たちなりの愉しみを大切にしている暮らしぶりは
あこがれでもあります。
by moto-fuji | 2013-02-25 23:09 | Lauscha見聞録。

・5話『Lauscha職人の仕事机。』

初めてドイツでお世話になった工房のボスFは本当に几帳面で、
「よい仕事をするために、作業スペースは常に整理整頓しておきなさい。」と、
常々言われていました。実際、彼の作品は丁寧できっちりした印象のものが多かった。

Lauschaの職人たちの仕事場も生みだす作品とリンクするように、それぞれ印象的。
今回はお邪魔したいくつかの職人たちの仕事場を、特に向き合う時間が一番長いであろう
仕事机を中心にして、紹介します。
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Lauschaのガラス工芸を代表する技法は特別に広いスペースを必要としません。

月から金曜、毎日ほぼ決まった時間にバーナーが設置された机に向かい、
決まったペースで仕事と休憩を繰り返す。(例外もいるけれど…)
向かい合うその机の広さが職人たちの仕事場で、机上の道具や作品から時間や想いが
漂ってくるような気さえします。


e0198187_15464987.jpg*義眼職人の机

普通の会社のオフィスのような空間に
5つくらいの机が整然と配置されていて、
医療用の精密さを求められるだけに、
常に整理整頓が行き届いている印象。

ちなみに、
BGMはアンテナチューリンゲン(ラジオ)。
e0198187_15471465.jpg*マイスターB氏の机

B氏の作品は、自然のモチーフを
そのままガラスで表現したもの。
その緻密さには衝撃を受けました。
さぞや整った机と集中できる空間で制作
していることだろう。と思いきや…
ぬいぐるみ用の義眼職人の奥様とシェア。

おまけにラジオとテレビをつけっ放し。
もう体が完全に仕事を覚えてる証し。
e0198187_15473738.jpg*ラジオメーター職人の机

伺った日は土曜日で、お仕事はお休み。

白い髭を蓄えたおじいさんが何十年も
仕事をしてきた机。
無駄なものがなくて、使いたい時に
すぐに手に届く場所に道具がある。
次の仕事がいつも気持ちよく始められる
ように整えられた机は、気持ちのよい
その人そのもの。
一番目指したいと感じるものでした。

仕事をするときは、BGM無しだそう。

e0198187_15475265.jpg*異彩J氏の机

美術館などで展示するための
過去のマイスター作品のレプリカを
数多く制作しているJ氏の机。
この小さなバーナーから、
高さ40~50cmもの作品を生みだす
テクニックをお持ちのイケメン。

本人いわく、音楽と酒が好きで…
頼まれないと仕事をしないらしい
のですが。(笑)

大音量のBGM(当然ロック)と
山積みのガラス屑の机にタンクトップ
一枚で躍動的に仕事をする彼の姿は、
完全にライブを観て味わうその感覚
と同じ。


今年も残すところ僅かとなりましたが…
私の仕事場の机はまだ片付かないままでいます。
とりとめもなく書きつづる見聞録共々、来年はきちんと整理してゆこうと思うばかり。
2013年もよろしくお願いいたします。
by moto-fuji | 2012-12-31 15:11 | Lauscha見聞録。